2026年9月開幕の愛知・名古屋アジア大会は、春から各競技で日本代表選考が本格化する。28年ロサンゼルス五輪に向けて力を試す国際総合大会で、若手の台頭も期待される。日本オリンピック委員会(JOC)は競技団体にトップ選手の参加を要請し、日本選手団の井上康生団長も「アスリートが頑張る生の姿を届けたい」と語る。
競泳は3月に選考会を兼ねる日本選手権(東京)が行われ、派遣標準記録を突破した上位選手が代表に決まる。
陸上のトラック、フィールド種目は6月の日本選手権が選考会となり、アジア大会の会場でもある名古屋市のパロマ瑞穂スタジアムで行われる。男子110メートル障害の村竹ラシッド(JAL)ら、25年の世界選手権東京大会で8位入賞した日本勢の最上位選手は出場資格を手にしている。
レスリングは25年の全日本選手権覇者が、5月の明治杯全日本選抜選手権(東京)も続けて優勝すれば代表となる。体操の個人総合は、4月の全日本選手権(群馬)と5月のNHK杯(東京)が選考の舞台となる。























