青森県津軽地方の冬の風物詩「ストーブ列車」が29日に車両間の連結が外れて緊急停止し、乗客の外国人男性1人が脇腹を打撲するけがを負ったことが31日、運行する津軽鉄道(五所川原市)への取材で分かった。同社が原因を調べている。

 同社によると、4両編成の下り普通列車で、通常の客が乗り降りする1、2両目の気動車が3、4両目のストーブ列車の客車を引いていた。

 29日午後2時50分ごろ、津軽飯詰駅(五所川原市)を発車直後、2両目と3両目の連結が分離し、自動で非常ブレーキがかかった。全4両には客約200人、乗務員6人が乗車していた。

 ストーブ列車は石炭を使う「だるまストーブ」で暖を取り、するめをあぶって食べる。