横浜市の住宅関連会社ナイス(旧すてきナイスグループ)の決算を粉飾したとして、金融商品取引法違反の罪に問われた元会長ら2人を無罪とした差し戻し後の横浜地裁判決について、横浜地検は控訴期限の5日、控訴を断念したと明らかにした。無罪が確定した。

 地検の久家健志次席検事は「原判決を覆すに足りる新たな立証は困難であると考えた」とコメントした。

 元会長と元社長は2015年3月期決算で、子会社などを使い利益を水増しした虚偽の有価証券報告書を提出したとして、19年に起訴された。一審横浜地裁は21年3月、2人に有罪判決を言い渡したが、東京高裁は22年12月、一審判決を破棄し地裁に差し戻した。