千葉県がんセンター(千葉市中央区)は6日、検査で「がんはない」とされた県内の60代男性の前立腺を誤って全摘出したと発表した。検査を担当した医師が、同じ日に検査した別の患者の、がんを示す検査結果を60代患者の電子カルテに貼り付けたのが原因という。手術は2025年で、健康に何らかの影響があったとする一方、具体的には回答しなかった。
センターによると、患部の一部を切り取って調べる「生検」で、主治医が電子カルテに表示された別患者の結果を基に治療方針を検討。高リスクの前立腺がんと診断し、全摘出と骨盤内のがん周辺のリンパ節を切除する手術を施した。
手術の結果、がんではあったものの悪性度は高くなく、摘出したがんと手術前の検査結果が大きく異なることに疑問を持った主治医が電子カルテを確認し、取り違えが発覚した。男性への説明と謝罪を済ませ、今後賠償について協議するという。
加藤厚病院長は記者会見で頭を下げ「患者や関係する皆さまに、ご心配とご迷惑をおかけし、深くおわびする」と陳謝した。























