6日の開会式でアルメニアの旗手を務めるカリナ・アコポワとニキータ・ラフマニン=ミラノ(ゲッティ=共同)
 6日の開会式でアルメニアの旗手を務めるカリナ・アコポワとニキータ・ラフマニン=ミラノ(ゲッティ=共同)

 【ミラノ共同】アゼルバイジャン・オリンピック委員会は7日までに、ミラノ・コルティナ冬季五輪のフィギュアスケートペアに出場するアルメニア代表が競技で使用する曲を巡り、国際オリンピック委員会(IOC)に抗議した。曲名が両国の係争地ナゴルノカラバフのアルメニア名「アルツァフ」だったことに反発した。国営アゼルバイジャン通信が伝えた。

 アルメニア代表はニキータ・ラフマニンとカリナ・アコポワ。国際スケート連盟によると、2人はロシア出身で五輪以前に国籍をアルメニアに変更した。2人は6日にミラノで行われた開会式でアルメニア選手団の旗手を務めた。

 アゼルバイジャン・オリンピック委員会は、選曲は明らかに政治的、思想的な意味合いを持ち、五輪の価値観に反すると批判。五輪を「プロパガンダ目的で使うことは受け入れられない」と強調した。

 アゼルバイジャンは2023年にナゴルノカラバフを攻撃し、全域の支配を回復した。昨年8月、トランプ米大統領の仲介で「平和および国家関係樹立の協定」に仮調印した。