警察庁は12日、佐賀県警科学捜査研究所(科捜研)の元職員によるDNA型鑑定不正に関して実施している特別監察の2回目の中間報告を公表した。県警が不正を認定した130件の鑑定を再検証した結果、捜査・公判への影響は確認されなかったが、このうち19件は容疑者が判明した可能性を否定できないとした。
19件は窃盗や器物損壊などで捜査中の事件が13件、時効が成立した事件が6件。資料が保管されておらず再鑑定できないケースや、資料が経年劣化するなどして再鑑定でDNA型が検出できなかった可能性を踏まえ、捜査上の影響の有無を「不明」とした。DNA型が検出される可能性があったのに、詳しく検査せず「不検出」と報告していた事例も新たに確認された。
130件のうち、証拠として検察庁に送った鑑定は25件あったが、いずれも裁判で使用されておらず、公判への影響はなかった。
中間報告は昨年11月に続き2回目。県警が不正を認定した鑑定から優先的に調べ、容疑者でない人を捜査対象とするなど、冤罪につながるケースはなかったとしている。























