さいたま市の私立埼玉栄高グラウンドで2024年11月、男子生徒4人が乗った整備用の車が横転し、うち1人が死亡した事故で、学校側が設けた専門家による調査委員会は16日、原因などをまとめた報告書を公表した。事故前から無断乗車が常態化していたのに教職員らが把握できず、車の管理体制の不備が重大な事故を招いたと結論付けた。

 報告書によると、同校では事故の約2年前から生徒による無断乗車が頻発。車両の鍵を無施錠の車内で管理することが、部活動の顧問やコーチの間で常態化していたことが背景にあったとしている。無断乗車は一つの部活の部員内で広まり、その後は好奇心に触発された他の部活の生徒にも広がり、次第に悪質化していったと指摘。