欧州連合(EU)欧州委員会の本部=2025年7月、ブリュッセル(ロイター=共同)
 欧州連合(EU)欧州委員会の本部=2025年7月、ブリュッセル(ロイター=共同)

 【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)が「欧州製」を優遇する政策の検討を進めている。電気自動車(EV)や脱炭素に対応した製品を中心に、安値攻勢の中国勢に対抗し、欧州の産業競争力を確保するのが狙いだ。ただ、日本企業などからは逆風を懸念する声が上がっている。

 検討では、EVや太陽光発電、空調機器などの部品調達で欧州製の比率に一定の基準を設け、満たした製品を公共調達や補助金支給で優先する案が浮上。欧州製品の購入を増やすことでサプライチェーン(供給網)を強化したい考え。

 行政機関の欧州委員会が、軸となる施策「産業加速法」を今月下旬にも提案する予定だ。

 こうした動きに、日本企業でつくる「在欧日系ビジネス協議会(JBCE)」は昨年11月、自由貿易の旗を振ってきたEUが「保護主義に陥りかねない」と指摘。日本のようにEUと価値観を共有するパートナーは排除しないよう求めた。