腸内細菌の組み合わせが腸内の粘液を減らすことで便秘を引き起こす「細菌性便秘」の仕組みを発見したと、名古屋大などの研究チームが13日までに発表した。便秘は腸の蠕動の低下が主な原因とされるが、腸の動きを促す下剤が効きにくい難治性タイプも知られ、こうした患者への治療薬開発が期待できるという。
便秘は便が硬くなったり、排便回数が減ったりする消化器疾患。腸の動きに関わらない「慢性特発性便秘症」やパーキンソン病といった神経変性疾患で、下剤が効かない患者が報告されている。
チームは、腸を保護し便の水分を保つ粘液「ムチン」に着目。パーキンソン病の患者と慢性特発性便秘症の患者計285人と健常者147人の便を解析した結果、患者は健常者と比べ、ムチンを分解する2種類の細菌が多い傾向にあった。
さらに無菌マウスにこれら2種類の細菌を移植すると便秘を発症したが、どちらか1種類だけでは発症しなかった。細菌にはそれぞれ、ムチンを保護する機能をなくす働きと、ムチンを分解する働きがあった。
























