無人車両の試験に臨むウクライナ兵ら=10日、ウクライナ南部ザポリージャ地方(ロイター=共同)
 無人車両の試験に臨むウクライナ兵ら=10日、ウクライナ南部ザポリージャ地方(ロイター=共同)

 【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は13日、無人機と無人戦闘車両だけを使った作戦で、ロシア軍から陣地を奪還したと表明した。歩兵を投入せずにロシア軍部隊を降伏に追い込んだといい、2022年2月のロシアによる侵攻後初めてとしている。作戦を実施した日時や場所は不明。

 ウクライナは多種多様な無人機に加え、地上でも無人戦闘車両の運用を拡大している。武器や物資の補給や偵察、負傷兵の搬送だけでなく、機関銃を搭載した攻撃型も投入。前線での死傷者を減らす狙いがある。

 ゼレンスキー氏は「無人戦闘車両を最も危険な地域に派遣することで、多くのウクライナ兵の命が救われている」と強調した。

 ウクライナ国防省によると、無人戦闘車両は24年ごろから運用が増え、昨年11月には2900件以上の任務を遂行した。今年1月には約7500件、3月には9千件を超え、増加傾向にある。

 ウクライナ軍の部隊司令官は、英紙ガーディアンに対し「無人戦闘車両は戦場を根本的に変えた。兵たんと戦闘の両面で相当数の兵士の役割を代行している」と述べた。