本格的なオペラやバレエ公演の殿堂として知られる東京・上野の東京文化会館の大ホールが、改修工事のため7日から休館する。休館期間は約3年に及ぶ見通し。首都圏での代替ホール確保は難しく、公演関係者は「上演機会が減り、十分な創造活動ができなくなる。日本の劇場文化に大打撃だ」と危機感を募らせる。
所管する東京都文化事業課によると、1961年開館の建物は老朽化が激しく「全面的な点検やバリアフリー対策」が必要。再開時期は未定だが、担当者は使用可能な状態にするまでに「約3年はかかる」としている。
「海外の本格的なオペラの公演はしばらくできない」。日本舞台芸術振興会(NBS)の高橋典夫専務理事は表情を曇らせる。同会は、ウィーン国立歌劇場など一流オペラハウスのセットやスタッフが丸ごと来日する「引っ越し公演」を約50年前から手がけてきた。
公演に多大な費用や手間がかかり、首都圏のオーケストラピットなど設備が整った2千席以上の会場でないと実現は困難だ。






















