「平和の塔」から移された原爆の残り火を手にする佐々木雅弘さん(左)=20日午前、福岡県八女市
 「平和の塔」から移された原爆の残り火を手にする佐々木雅弘さん(左)=20日午前、福岡県八女市

 広島原爆の「残り火」をともし続けている福岡県八女市の「平和の塔」で20日、火をランプに移す採火式が行われた。火は米ハワイに運ばれ、今月開かれる真珠湾攻撃に関する式典で点灯、日米の関係者が一緒に消す予定。広島市にある「原爆の子の像」のモデル・佐々木禎子さんの兄雅弘さん(84)は採火式で「(日米の)遺恨を火と共に消し、平和の光を見つけるきっかけにしたい」と話した。

 残り火は、福岡県出身の故山本達雄さんが、原爆投下直後の広島から持ち帰り、地元の星野村(現八女市)が1968年から塔で保存していた。採火式には、山本さんの息子の拓道さん(75)も参加した。