第79回カンヌ国際映画祭の授賞式で、抱き合って喜ぶ岡本多緒さん(左)とビルジニー・エフィラさん=23日、フランス・カンヌ(ロイター=共同)
 第79回カンヌ国際映画祭の授賞式で、抱き合って喜ぶ岡本多緒さん(左)とビルジニー・エフィラさん=23日、フランス・カンヌ(ロイター=共同)

 【カンヌ共同】審査員の米アカデミー賞監督のクロエ・ジャオさんが濱口竜介監督作「急に具合が悪くなる」に主演したビルジニー・エフィラさんと岡本多緒さんの名前を読み上げると、会場から大きな拍手と歓声が上がった。23日夜(日本時間24日未明)開かれたカンヌ国際映画祭授賞式。女優賞を受賞した2人は壇上で「信じられない」と言いながら、抱き合って喜びを分かち合った。

 地中海に面した伝統ある映画祭の会場。岡本さんが「とても感激しています」と英語で涙ながらに話し、興奮で言葉を詰まらせると、会場からは「ブラボー」と励ましのかけ声が飛んだ。

 「監督の愛情と敬意が、私たちが前に進み続けるためのエネルギーでした」と岡本さん。観客席で2人を見守った濱口監督も、感極まった表情を浮かべていた。

 エフィラさんは「リュースケが私たちに冒険をさせてくれた。言葉では言い表せない。一生忘れられない経験だった」と濱口監督との仕事を振り返り、「心から感謝している」と語った。