大阪市で開かれた健康や医療に関する国際会議=3日午前
 大阪市で開かれた健康や医療に関する国際会議=3日午前

 昨年の大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会」を発信し続けるため、大阪市で3日、健康や医療に関する国際会議が開かれた。高市早苗首相は「万博の成果を後世に引き継ぐ取り組みは重要」とのビデオメッセージを寄せた。各国の政府、医療関係者が対談し、医療格差の解消や国際協力の重要性を確認した。

 岸田文雄元首相が基調講演し、先端技術が医療の質向上や経済成長につながると指摘。「企業や医療機関が集積する大阪は、新たな技術を社会実装し発信する基盤がある」と評価した。

 対談ではインドの政府関係者が、新型コロナウイルス禍以降「私たちは医療が国境の内側に限定されないと知った」と強調。マレーシアの医療関係者は、国内の都市と地方の間で受けられる医療に差があると説明し「公的機関、民間の統合でより良い未来を目指している」と紹介した。

 会場近くでは見本市が開かれ、国内外の企業や研究機関が診断機器やがんの治療技術などを展示。来場者が説明に聞き入った。