【エルサレム共同】イスラエル政府は5日、報道規制に関する最高裁の判断に従わないと決定した。地元メディアが伝えた。政府はこれまで、ユダヤ教超正統派の徴兵を巡る問題で最高裁の判断を事実上無視していたが、拒否する姿勢を公然と示すのは初めて。野党をはじめ、ヘルツォグ大統領も「越えてはならない一線だ」と述べ、政府の決定を批判した。
ネタニヤフ政権は司法府との対立を鮮明にしてきたが、今回の決定は民主主義の根幹を揺るがすとしてイスラエル国内で波紋が広がっている。
イスラエルメディアなどによると、メディア規制を強めたいカルイ通信相らが報道規制当局の評議会のメンバーに圧力をかけ、15人のうち6人を辞職させ、定足数割れとなった。政府は政権寄りの人物を評議会に入れようとしたとされるが、最高裁は6月、評議会は現状のままでも活動は可能だとの判断を示した。
ネットメディアのワイネットは、政府が今後、最高裁の決定を尊重しない姿勢を常態化させる可能性があると報じた。























