チラシを手に、警察庁推奨アプリなどの利用を呼びかける志波佳憲課長=淡路署
チラシを手に、警察庁推奨アプリなどの利用を呼びかける志波佳憲課長=淡路署

 淡路市内で6月下旬、「手交型」と呼ばれる特殊詐欺事件が発生した。詐欺グループが自宅などを訪れて現金を受け渡す手口で、淡路島内では今年初めてとみられる。電話が詐欺の入り口となっており、淡路署は録音装置の取り付けやアプリのダウンロードなどの対策を呼びかけている。(上田勇紀)

 事件の発端は6月22日。1人暮らしの女性(94)宅の固定電話が鳴った。

 「荷物が警察に止められています」。運送会社員を名乗る女はそう切り出し、「パスポートも入っています」と付け加えた。続いて徳島県警の警察官という男から「事件を調べている」と電話があり、「自宅にお金をいくら置いているか」「お金の番号を調べたいので出してもらえないか」と尋ねてきた。