【シドニー共同】オーストラリアのアルバニージー首相は9日、南東部メルボルンでインドのモディ首相と会談し、インドに原子力発電用のウランを供給することで合意した。電力需要の拡大を背景に原子力発電を増強するインドは燃料の安定確保を図る狙い。世界有数のウラン資源国のオーストラリアは輸出先の多角化につながる。
両国は2014年に原子力協力協定に署名したが、本格供給は長年実現していなかった。
両首脳は9日、供給に向けた取り決めに署名。供給は民生利用に限定され、軍事転用を防ぐため、国際原子力機関(IAEA)による査察受け入れなどの保障措置の適用を条件とした。
共同記者発表でモディ氏は、オーストラリアからのウラン調達に道筋がついたことで「わが国のクリーンエネルギーの目標実現に弾みがつく」と話した。アルバニージー氏は、インドでの非化石燃料による発電容量の割合拡大に貢献できると説明し、自国の「資源セクターに新たな市場をもたらす」と意義を語った。
両首脳は、重要鉱物の安定供給や安全保障協力の強化でも一致した。























