名古屋地方裁判所、名古屋高等裁判所
 名古屋地方裁判所、名古屋高等裁判所

 公安調査庁の係官が代理人の弁護士への連絡なく自宅に来訪し、精神的苦痛を受けたとして、オウム真理教の後継団体「アレフ」構成員の男女5人が国に損害賠償を求めた訴訟で、名古屋地裁は16日、「原告らの住居や生活の平穏を侵害し、違法だ」と指摘し、1人当たり5万5千円、計27万5千円を支払うよう命じた。

 判決によると、構成員は同庁とのやりとりの全てを弁護士に委任。弁護士は同庁に、構成員に直接連絡しないよう、複数回申し入れていた。しかし、同庁の係官は2023年12月、弁護士に連絡しないまま、構成員が男女に分かれて暮らしていた共同住居を訪問した。複数回インターホンを鳴らしたり玄関扉をノックしたりした。