祭壇に手を合わせる、亡くなった松本幸司さんの姉(手前)と妻恵梨子さんの兄=25日午後、静岡県袋井市(代表撮影)
 祭壇に手を合わせる、亡くなった松本幸司さんの姉(手前)と妻恵梨子さんの兄=25日午後、静岡県袋井市(代表撮影)

 三重県亀山市の新名神高速道路で3月、大型トラックの運転手が「ながらスマホ」をして計6人が死亡した事故で、犠牲になった静岡県袋井市の会社員松本幸司さん=当時(45)=と妻恵梨子さん=同(42)=夫婦と子ども3人の遺族が25日、報道各社の取材に初めて応じた。一家が亡くなったことを受け止めるには時間がかかるとし「元気な姿を返して」と涙ながらに語った。

 亡くなったのは夫婦と長女莉桜さん=同(11)、長男壮真さん=同(8)、次女彩那さん=同(5)。事故の日、莉桜さんと彩那さんの誕生祝いの旅行でユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)に向かっていた。

 幸司さんの姉(53)と恵梨子さんの兄(47)が、一家が暮らしていた家で取材に応じた。家には5人の遺骨が入った箱や写真が並び、車内から見つかった焼けたスマートフォンや衣類といった遺品が残っていた。

 一家は地元の祭りに積極的に参加していたといい、幸司さんの姉は「事故後、地域の人に『とてもお世話になった』と声をかけられた」と明かした。