宮城県岩沼市は、市民が代表電話にかけると人工知能(AI)が応答するサービスの運用を始める。問い合わせ内容をAIが聞き取り、適切な部署へ取り次ぐ仕組み。東北の自治体では初めての導入で、方言も認識できるという。
「岩沼市役所です。お問い合わせ内容をお話しください」。代表電話で応答するAIの声は適度な抑揚があり自然だ。市民とのやりとりの中から「住民票を取得したい」などの要望を聞き分け、対応先の部署を判断して転送する。従来の自動音声ガイダンスのような番号入力も必要ない。サービスを提供するNTTドコモビジネス(東京)の検証によると、方言や特徴的なアクセントがあっても発話の9割程度を正しく認識できるという。
市は昨年2月、電話交換手にかかる人件費削減などのため、自動音声ガイダンスに従って各部署につなぐ仕組みを導入。しかし市民からは「番号を入力するのに時間がかかる」など批判もあった。
新サービスは、6月の市長選で初当選した鬼沢聡市長(51)がこうした市民の声をきっかけに導入した。
























