第83回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)を受賞したイリヤ・フルジャノフスキー監督=12日、イタリア・ベネチア(ロイター=共同)
 第83回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)を受賞したイリヤ・フルジャノフスキー監督=12日、イタリア・ベネチア(ロイター=共同)

 【ベネチア共同】イタリアで開かれていた第83回ベネチア国際映画祭で12日、銀獅子賞(監督賞)を受賞したロシア出身のイリヤ・フルジャノフスキー監督は、授賞式で「この賞を自由と平和、勝利に向けて戦っているウクライナの人々にささげる」と述べた。

 受賞作「ダウ」を巡っては、米国の制裁対象となっているロシア人の富豪から資金提供を受けたなどとして、映画祭のコンペ部門に選ばれたことについてウクライナ政府が8月に声明で懸念を表明していた。

 報道によると、フルジャノフスキー監督はロシア国籍を放棄しドイツを拠点としている。映画は約20年かけて完成し、ロシアの侵攻前のウクライナで主に撮影された。