【ワシントン共同】米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は16日、サウジアラビアがイエメンの親イラン武装組織フーシ派に対する攻撃で中国製弾道ミサイルを実戦で初使用した可能性があると報じた。イエメンで見つかったミサイルの胴体部分と特徴が一致したという。ミサイルが標的に命中したかどうかは不明。イエメンの関係者らの話としている。
サウジは豊富な石油収入を背景に、長年にわたり米国製の最新鋭兵器を大量に購入してきた。報道が事実であれば、サウジの兵器調達先の多角化や、中国による中東向けのミサイル売却の実態を示す証拠になりそうだ。
WSJによると、ミサイルの胴体部分には中国の固体燃料式の短距離弾道ミサイル「DF15A(東風15A)」の刻印があった。専門家は形状も一致していると指摘した。
中国が1980年代後半に中距離弾道ミサイル「東風3A」をサウジに売却する契約を締結した際、米国はサウジへの兵器売却を停止する選択肢を検討したが、東西冷戦下で中東での影響力が低下する可能性を懸念し見送った経緯がある。























