アートで平和を発信するイベントを開いた被爆者の小倉桂子さん(左)とアーティストの浜崎壽賀子さん=25日午後、広島市の旧日本銀行広島支店
 アートで平和を発信するイベントを開いた被爆者の小倉桂子さん(左)とアーティストの浜崎壽賀子さん=25日午後、広島市の旧日本銀行広島支店

 英語で被爆証言する小倉桂子さん(89)が、7人のアーティストとコラボし、平和を発信するイベントを被爆建物の旧日本銀行広島支店(広島市)で開いている。原爆をテーマにした10点以上の作品を展示。小倉さんは「私が『言葉』で伝えてきた平和への思いを、人の心に瞬間的に届くアートの力で訴える新しい取り組みだ」と意気込む。

 広島のアーティスト浜崎壽賀子さんは、高さ1・8メートルの図面に箔を使い、月の満ち欠けを描いた作品を展示。被爆当時、水を求めて川に飛び込み、海へ流された多くの遺体を照らした月をイメージした。浜崎さんは「月光を浴びながら沈んでいった人々の気持ちを思った。被爆者の声、祈りを表現している」と話す。