大相撲秋場所千秋楽で、大の里(手前)に懸賞金を手渡す第39代木村庄之助=両国国技館
 大相撲秋場所千秋楽で、大の里(手前)に懸賞金を手渡す第39代木村庄之助=両国国技館

 大相撲秋場所千秋楽の27日、第39代木村庄之助が最後の本場所を終えた。10月に65歳となり、日本相撲協会を定年退職。結びの一番で横綱大の里と大関安青錦による相星決戦で軍配をさばき、約半世紀に及ぶ行司人生に終止符を打った。

 「大相撲の主役は力士。私が目立ってはいけない。目の前の勝負に集中する」との信条を貫き、場所中は定年の記者会見を固辞。助手を含めると番付表の書き手を約35年間も務めた「筆の達人」は静かに土俵を下り、淡々と花道を引き揚げた。