台風25号の土砂災害によって千葉県と神奈川県で死亡、行方不明となった13人のうち、千葉県の1人は県の定める土砂災害警戒区域外で巻き込まれたことが27日、分かった。崖崩れや河川の氾濫で被害が広がった台風から1週間。専門家は雨が続いて区域外でも災害が起きやすくなっているとして「早期の避難が重要だ」と訴える。
「バリバリ、ズドン。雷が落ちたようだった」。区域外での崖崩れで60代男性が犠牲になった鴨川市西町。男性宅近くに住む80代女性も何度も大きな音を聞いた。女性は21日夜、避難を呼びかける防災無線を聞いて避難した。「家の裏でこんなことが起きるなんて…」。今も少しずつ崩れる山を見つめた。
各都道府県は土砂災害防止法に基づき崖崩れや地滑り、土石流の恐れがある場所を調査し土砂災害警戒区域や特別区域に指定する。崖崩れの場合は「傾斜度30度以上で高さ5メートル以上」など要件がある。
県によると鴨川市西町の地点は区域から約40メートル離れていた。傾斜が30度未満だった可能性があるという。























