静岡県発注工事の入札を巡り県職員が業者に予定価格を漏えいしたとされる事件で、業者側が逮捕前の任意の事情聴取に「会社のそばでの工事で、経費を浮かせるためどうしても落札したかった」という趣旨の供述をしていたことが15日、捜査関係者への取材で分かった。県警は業者が職員に漏えいを持ちかけた可能性があるとみて捜査している。
県警は14日、官製談合防止法違反などの疑いで、県袋井土木事務所工事課班長山本雅朗容疑者(57)と、公競売入札妨害疑いで、いずれも土木建設業「アキヤマ」取締役の秋山享衛容疑者(71)と富田広一容疑者(63)を逮捕。15日に袋井土木事務所を家宅捜索した。
逮捕容疑は2月、3人で共謀し、河川防災対策に伴う橋架け替え工事の一般競争入札2件で、山本容疑者がアキヤマ側に予定価格を教えて落札させた疑い。
橋はアキヤマの本社と同じ静岡県磐田市惣兵衛下新田にあり、約900メートルの距離だった。県警は、アキヤマ側が移動や資材搬入費用などの経費を抑えようとしたとみている。
























