甲府市教育委員会は16日、国指定文化財の敷地内での建築を巡り、生涯学習室歴史文化財課の事務職員が国の許可書を偽造し、施主に送付していたと明らかにした。公文書偽造の疑いがあるとして警察に相談しており、刑事告発を検討する。

 市教委によると、文化財敷地内の住宅建築や土地造成で史跡に影響が出る場合、文化財保護法に基づいて現状変更を国に申請し、許可を得る必要がある。今回は個人住宅の建築のため、事業者を通じて5月、市に申請書が提出されたのに、職員が処理を怠り、その後許可書を偽造して施主に送付した。

 市は警察の捜査に支障が出るとして、詳細を明らかにしていない。