過去最多の候補者9人による自民党総裁選がスタートした。「ポスト岸田」候補は混戦から抜け出そうと独自色の打ち出しに躍起だ。しかし岸田文雄首相が退陣する引き金となった派閥裏金事件の「けじめ」に踏み込む発言は少なく、「政治とカネ」に厳しい目を向ける世論との乖離は大きい。改革の本気度には疑問が残り、15日間の選挙戦を通じた信頼回復は遠い。
過去最多の候補者9人による自民党総裁選がスタートした。「ポスト岸田」候補は混戦から抜け出そうと独自色の打ち出しに躍起だ。しかし岸田文雄首相が退陣する引き金となった派閥裏金事件の「けじめ」に踏み込む発言は少なく、「政治とカネ」に厳しい目を向ける世論との乖離は大きい。改革の本気度には疑問が残り、15日間の選挙戦を通じた信頼回復は遠い。