手入れのしにくさから失われゆく里山の風景を未来に残そうと、奈良県御所市の老舗「油長酒造」が新たな酒造りに挑んでいる。酒屋やファンを巻き込むことで、米農家と酒蔵だけが生産過程を担う従来の枠組みを刷新。人気銘柄の希少価値を生かして農家の収入を増やす狙いで、山本長兵衛社長(43)は「里山を耕す人を支え、100年先も残る風景を皆でつないでいきたい」と意気込む。
手入れのしにくさから失われゆく里山の風景を未来に残そうと、奈良県御所市の老舗「油長酒造」が新たな酒造りに挑んでいる。酒屋やファンを巻き込むことで、米農家と酒蔵だけが生産過程を担う従来の枠組みを刷新。人気銘柄の希少価値を生かして農家の収入を増やす狙いで、山本長兵衛社長(43)は「里山を耕す人を支え、100年先も残る風景を皆でつないでいきたい」と意気込む。