印パ対立を取り巻く情勢
 印パ対立を取り巻く情勢

 インドが1947年の分離独立以来対立するパキスタンへの攻撃に踏み切った。発端は係争地で起きたテロで、インドは背後にパキスタンがいると断定。パキスタンも反撃し、「南アジアの火薬庫」と呼ばれる核保有国間に危機が再来した。過去に両国関係が緊張した際に仲介役を担った米国は、対外関与に消極的なトランプ大統領の下でその役割は不透明に。中国を含めた地域情勢が流動化する恐れもある。