米、イラン攻撃の構図(写真はロイター、ゲッティ)
 米、イラン攻撃の構図(写真はロイター、ゲッティ)

 米軍がイラン核施設を攻撃した。トランプ大統領は「異国の戦争」介入に反対する支持層と、参戦を迫るイスラエルとの板挟みの末、自ら設定した「2週間」の猶予を無視して不意打ちに出た。米国は対外政策の中心を中国と位置付け、インド太平洋地域重視にシフトしてきた。中東への深入りは避けたいのが本音だが、新たな泥沼化の紛争を抱える懸念がある。