旧ユーゴスラビアのボスニア・ヘルツェゴビナで続いた凄惨な民族紛争末期の1995年、東部スレブレニツァでボスニャクと呼ばれるイスラム教徒の住民ら8千人以上がセルビア人勢力に虐殺された事件から30年。生き延びた人々の心の傷は深く、紛争後生まれの女性は悲劇の記憶継承を誓う。セルビア側には残虐性が強調される現状への反発が残り、民族の和解は遠い。
旧ユーゴスラビアのボスニア・ヘルツェゴビナで続いた凄惨な民族紛争末期の1995年、東部スレブレニツァでボスニャクと呼ばれるイスラム教徒の住民ら8千人以上がセルビア人勢力に虐殺された事件から30年。生き延びた人々の心の傷は深く、紛争後生まれの女性は悲劇の記憶継承を誓う。セルビア側には残虐性が強調される現状への反発が残り、民族の和解は遠い。