トランプ米大統領(左)と中国の習近平国家主席=10月30日、韓国・釜山(ロイター=共同)
トランプ米大統領(左)と中国の習近平国家主席=10月30日、韓国・釜山(ロイター=共同)

 台湾有事を巡る11月7日の高市早苗首相の国会答弁を受けて、日中関係は急激に悪化した。外交官出身で中国政治が専門の諏訪一幸・大東文化大兼任研究員に話を聞くと、鍵となるのは中国の「強国路線」。中国にとって日本の重要性が低下している現実も指摘した。うかつな部分があった答弁と、恣意的な批判を続ける中国-。日本政府は事態の長期化を覚悟し、国際的な情報戦に取り組む必要があるという。(共同通信・日中関係取材班、取材は11月21日に実施)