香港中文大の学生組織が活動していた部屋で撮影に応じる代表の郭嘉宝さん=25日、香港(共同)
 香港中文大の学生組織が活動していた部屋で撮影に応じる代表の郭嘉宝さん=25日、香港(共同)

 香港で161人が死亡した11月の大規模火災は、中国本土のような統制社会に変容する香港の現状を映し出した。市民の自発的な支援活動や大学生の追悼の動きは阻まれた。2019年の反政府デモを機に締め付けが強まる中、火災後に再び生まれた市民間のネットワークや連帯の機運は当局の圧力を受け一気にしぼんだ。