戦争か、平和か。1938年、ドイツで英独仏伊の首脳会談が開かれた。「最後の領土要求」とチェコスロバキアの一部割譲を求めるヒトラーに対し、チェンバレン英首相らは戦争回避を優先し、これを容認した。第1次世界大戦の凄惨(せいさん)な記憶が色濃かった時代。英国民が「平和を守った」と首相を歓呼で迎えた一方、中欧の小国は会談に参加もできず領土を削られた。