兵庫県三木市は、市内在住で全国大会での優勝経験を持つ馬術選手、安田利実(りしる)さん(29)の愛馬「ベルナルドU」と「政宗」に特別住民票を交付した。昨年末、三木ホースランドパーク近くに移転した「リトルホースクラブ」(別所町高木)で練習に励む人馬は「馬術のまち」の認知度向上を目指し、軽やかに駆ける。(大山伸一郎)
馬術選手の稗田龍馬さん(48)が代表を務める同クラブは神戸市西区神出町小束野に拠点があったが、より良い環境を求め、ホースランドパークに隣接する牛舎などを改装して移転。引退競走馬を含む馬27頭を飼育し、約6千平方メートルの敷地に馬術競技の規定の広さを満たす練習場と放牧場、採草地などを整備している。
2024年、三木市に移住した安田さんは同年の全日本ジュニアU30(30歳以下)馬場馬術選手権をベルナルドUと連覇し、現在は同クラブで働きながら、今秋のアジア大会出場を目標に新たな相棒の政宗と練習を重ねている。
今回の特別住民票は、三木市の乗馬環境をPRしてもらおうと2頭に交付した。右目が生まれつき見えないが、歩様が大きく見栄えがするという政宗は「真面目、頑固」、今年20歳ながら細かく難しいステップが得意というベルナルドUは「素直、緊張しい」など、性格も書き込まれた住民票が厩舎(きゅうしゃ)に届けられた。
お祝いとしてプレゼントされた吉川町産のニンジンを、おいしそうに食べる2頭。安田さんはその姿を見つめ、「全国的には若い人の馬術離れが課題。活躍し、地域ともつながって馬に出会える機会を増やし、馬術の魅力を広めたい」と目を輝かせた。
























