木津川計さんの訃報に触れて懐かしい本を書架から取り出した。「含羞(がんしゅう)都市へ」(1986年刊)。当時、木津川さんは雑誌「上方芸能」編集長で立命館大教授。バブル景気に向かう80年代後半、大阪は騒然としていた。グリコ・森永事件、暴力団組長射殺、豊田商事事件…。本に込められた、憤りともいえる熱い思いに打たれた。「大阪の都市グレードが転落している。猥雑(わいざつ)を基調に、救い難い都市の印象でもって語られ始めた」
木津川計さんの訃報に触れて懐かしい本を書架から取り出した。「含羞(がんしゅう)都市へ」(1986年刊)。当時、木津川さんは雑誌「上方芸能」編集長で立命館大教授。バブル景気に向かう80年代後半、大阪は騒然としていた。グリコ・森永事件、暴力団組長射殺、豊田商事事件…。本に込められた、憤りともいえる熱い思いに打たれた。「大阪の都市グレードが転落している。猥雑(わいざつ)を基調に、救い難い都市の印象でもって語られ始めた」