今回は、約5億4千万年前に始まったカンブリア紀(き)に、生き物たちのサバイバルが突然(とつぜん)始まった理由にせまります。弱肉強食の競争が始まったカギは、なんと目でした。
カンブリア紀に、目を手に入れた生き物が初めて現(あらわ)れたのです。最初に目を持ったとされる生き物のひとつが三葉虫です。平べったいだんご虫のような見た目で、かたい殻(から)を持ちたくさんの足で海底をはい回っていました。三葉虫の目は、小さなレンズがたくさん集まった「複眼(ふくがん)」と呼(よ)ばれるもので、今の昆虫(こんちゅう)の目によく似(に)ています。
























