約4億8700万年前から始まったオルドビス紀(き)の地球は暖(あたた)かく、浅い海が広がっていました。海の中では10メートルにもなるカメロケラスなど、タコの仲間が海の王者だった時代です。このころの植物は、とても小さな藻(も)などが水の中をただよっていました。
今から約4億7千万年前、大事件(じけん)が起きました。海や湖の中で暮(く)らしていた緑色の藻の中から現(あらわ)れた「コケ植物」が、池や湖の岸からしめった陸へ進出したのです。陸は水の中よりも太陽の光がたっぷり当たるので、光合成する植物にとっては有利な環境(かんきょう)でした。
























