白拍子が蛇体となり、柱に巻き付く場面の再現。道成寺でしか見られない演出も多くある=神戸市長田区大塚町2、上田能楽堂
白拍子が蛇体となり、柱に巻き付く場面の再現。道成寺でしか見られない演出も多くある=神戸市長田区大塚町2、上田能楽堂

 神戸を拠点に活動する観世流シテ方の能楽師、笠田祐樹(35)が3月29日、神戸市中央区の湊川神社神能殿で「道成寺」を上演する。能楽の若手にとって“卒業論文”とも言われる大曲でシテ(主役)を務め、積み重ねてきた修行の成果を披露する。「基本が凝縮された能楽師にとって大切な曲。今後演じる際の地盤になるような舞台にしたい」と気を引き締める。