(10月8日公開の日経電子版から転載)
美容家電や化粧品などを手掛けるAiロボティクスが稼ぐ力に磨きをかけている。浮き沈みが激しい業界で、独自の人工知能(AI)の活用によりマーケティングの精度を高めている。従業員1人当たりの売上高は同業の約10倍という少数精鋭ぶりが強みだ。効率経営で営業利益率は他社を大きく上回る。
Aiロボティクスは自社では製造機能を持たず、化粧品や美容家電などの企画・開発を担う。女性向けメディアの運営会社の立ち上げなどの経験を持つ龍川誠社長が2016年に創業した。24年9月に東証グロース市場に上場し、1年あまりで株価は約3倍超(10月1日の株式分割考慮後)になった。