資生堂が発売した「肌グミ」

資生堂が発売した「肌グミ」

 NHKの大河ドラマ「べらぼう」に出てくる老中の田沼意次の功績の1つが印旛沼と手賀沼の干拓で、「沼」を埋めることは至難の業だった。しかし令和は逆。消費者の欲望をかき立てる「沼」の掘り起こしが経済を動かす。

 ディスカウントストアのドン・キホーテが10月に発売した偏愛めしはかなり狭そうで、深い沼のようだ。それが「愛しのフライドポテト弁当」。なんと中身はフライドポテトとごはんだけ。キャッチコピーが「フライドポテトでご飯は普通でしょうが! 週7食余裕と豪語するもはや依存症の社内のあの娘に捧ぐ!」。社内とは、もちろんドンキのこと。さて、どこまで持続性がある沼なのか……。