岡崎慎司×兵庫 サッカーでまちおこし
新型コロナウイルスが世界で猛威を振るう2020年。サッカー日本代表で長く活躍するFW岡崎慎司(スペイン・ウエスカ)ら兵庫ゆかりの選手が古里の少年少女にエールを送った。
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兵庫から羽ばたいたサッカー日本代表経験者が、新型コロナウイルスの感染拡大で活動自粛が続く故郷の子どもたちに向け、県サッカー協会を通じてメッセージを発信している。5月11日には神戸市垂水区出身のMF香川真司(サラゴサ)と、同市北区出身のDF昌子源(G大阪)、同12日には宝塚市出身のFW岡崎慎司(ウエスカ)の動画が公開され、「みんなで協力してこの状況を乗り越えていきましょう」などと呼び掛けた。
2018年のワールドカップ(W杯)ロシア大会では、そろって日本の16強入りに貢献した3選手。県サッカー協会は寄せられた動画を協会公式ホームページやフェイスブックに投稿している。
香川はプレーするスペインでの近況について「7週間の自宅待機が終わり、今は時間制限があるが、少しずつ外に出てトレーニングができつつある」と報告。「サッカーができないいら立ち、ストレスがあると思うが、家でできることを考えながら過ごしていって」と、子どもたちの気持ちに寄り添った。
さらに、「世界中のみんなが戦っていると思うと、みんなも頑張れる」とエールを送った。
今季、フランスからJリーグに復帰した昌子は、チームの練習が再開された後に目を向け「今ためているパワーを発揮できるように、家でできることをやっている」と強調。「家でできることをできるだけ取り組み、サッカーが戻ってきた時に目いっぱい楽しみましょう」と背中を押した。
岡崎は前向きな思考の大切さを説き、万全の感染対策をした上での運動も推奨。「自分が毎日何をしたいのか。そのために何をすべきなのかを考えて過ごしてほしい」と、上達の秘訣(ひけつ)を伝えた。
最後に「みんなで兵庫県を盛り上げるという希望を持って、毎日過ごしてほしい」と願い、「僕もまたサッカーでみなさんに希望を与えられるように頑張ります」と締めくくった。(有島弘記)
=所属は当時=
2020/9/22-
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