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岡崎慎司×兵庫 サッカーでまちおこし

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サッカーボールを手に、W杯南アフリカ大会での健闘を誓う岡崎慎司=2010年5月10日、静岡市内
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サッカーボールを手に、W杯南アフリカ大会での健闘を誓う岡崎慎司=2010年5月10日、静岡市内

 サッカー日本代表として長く活躍してきたFW岡崎慎司(スペイン・ウエスカ)のワールドカップ(W杯)初出場は2010年の南アフリカ大会。代表入りの吉報は本人だけでなく、家族ら周囲も沸かせた。

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 サッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の日本代表が発表された5月10日、宝塚市出身のFW岡崎慎司選手(24)=清水エスパルス=が初選出された。大舞台でのゴールへの意欲を熱く語った。

 岡崎選手は静岡市内で会見。「やらないといけない、という思いが強い。目標は3ゴール」と気合を入れた。

 少年時代からダイビングヘッドの練習を繰り返し、どんなボールにも泥くさく飛び込む形を身に付けた。華麗さよりも、点を取ることにこだわった。「苦しくても必ず成功できると信じていた」

 昨年の代表戦で15得点し、岡田監督の下でエースFWに急成長した。昨年6月のアジア最終予選のウズベキスタン戦でもダイビングヘッドで日本を本大会出場に導くゴールを挙げた。「体を張ったプレー、そこは譲れない。ひるまず、恐れず、自分のすべてを出す」。

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 この日、岡崎選手の母校、滝川第二高(神戸市西区)では全校集会があり、岡崎選手が代表に決まると、生徒らから歓声がわき起こった。サッカー部の栫(かこい)裕保監督(49)は「外国人より半歩速くゴール前に飛び込めばチャンスはある」。現在はヴィッセル神戸に勤める同部前監督の黒田和生さん(61)も「見えない努力があったはず。誇りに思う」と目を細めた。

 また、岡崎選手の母富美代さん(50)=西宮市=は「胸を張り、世界と戦ってほしい」と喜んだ。小、中学校時代に所属した宝塚ジュニアFCの山村俊一コーチ(34)は「相当な重圧があるだろうが、スタイルは変えないで」とエールを送った。(佐藤健介)

=年齢、所属、肩書は当時=

2020/9/22
 

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