1歳の子供がおにぎりを食べた結果、両手をごはん粒でびっしりと覆ってしまった--。そんな思わず笑ってしまうような食事シーンを捉えた写真が、SNSで大きな注目を集めています。
この写真を「もう笑うしかないよね。我が家の愉快な1歳児」という言葉とともに投稿したのは、子供たちの日常を発信するかなみ(@kanami_nakahara)さん。投稿には「お米の神様ですか?」「ある意味芸術作品です」といったユニークなコメントが殺到しました。
写真が撮影されたのは夜寝る前の時間でした。かなみさんによると、普段は寝ている時間でしたが、4歳のお兄ちゃんがふりかけごはんを食べており、それを見た1歳の妹も食べたがったといいます。そこで小さなおにぎりを渡したところ、目を離したすきにごはん粒だらけになっていたそうです。
「食べるのが上手になってきたと思っていたので、油断していました」とかなみさん。想定外の光景に、「あまりにもすごくて、思わず笑ってしまいました。ごはん粒ってこんなに手につくっけ?!という感じでした」と振り返ります。
当の本人はいたって真面目な表情で食事を続けていたそうで、かなみさんは「無心で食べていて真顔に近かったです。『どうしたの?何か問題でも?』みたいな表情でした」と話します。
かなみさんはこれまでも、子どもたちのユニークな食事シーンにたびたび驚かされてきました。以前には2人でカーテンの裏に隠れ、外を眺めながらきゅうりをかじっていたこともあったといいます。「窓の外を見ながら『きれいだね』って言っていました。住宅地の中なので景色は全然良くないのですが(笑)その状況ときゅうりを選ぶチョイスが絶妙で面白かったです」と話します。
また、前日まで大好物だったラーメンを急に嫌がり、ぶん投げて床に散らばったことも。「日々試行錯誤です」と笑います。
普段、「我が家の愉快な〇歳児」という言葉とともに子供達の日常生活を投稿しているかなみさん。ちょっとしんどい時こそ写真を撮るようにしてきたのだとか。
そのきっかけは、上の子のときは壮絶な食事風景の写真など大変だった瞬間の写真があまり残っておらず、撮ればよかったと後悔したことから。
そのため、下の子が産まれてからは大変なときこそ撮ろうと意識しているといいます。
「ファインダーを覗くと客観的になれ、不思議と大変さを感じにくいんです。大変なときの写真こそ、あとで見返すといい思い出になっていますよ」
1歳児の“ごはんまみれの両手”は、そんな母親の愛情によって切り取られた、かけがえのない思い出の一枚なのです。