体長60センチの大きなコブダイを見つめるくうちゃん(画像提供:無重力猫ミルコのお家さん)
体長60センチの大きなコブダイを見つめるくうちゃん(画像提供:無重力猫ミルコのお家さん)

「食いしん坊の猫。夫が自分より大きな巨大魚とってきたときの反応がコチラです」

そんなコメントとともに投稿された動画が注目を集めています。映っているのは、白とグレーの美しい被毛をもつ「くう」ちゃん(2歳・男の子)。クーラーボックスのそばにトコトコとやって来て、中をじっと見つめています。飼い主さんの夫がフタを開けると…中には思わず二度見するほどの巨大魚が!

くうちゃんはそっと近づくと、恐る恐るのぞき込みーー

前足で尻尾をちょいちょい!

さらに、ぺろっと尻尾を舐めると…

「これ…食べられるの?」と言いたげな表情で夫を見上げました。

この一連の様子を収めた動画は、1.6万件超の“いいね”を獲得。「興味津々なのかわいい!」などの声が相次いでいます。このあと、どうなったのでしょうか。飼い主のXユーザー・無重力猫ミルコのお家さん(@ccchisa76)に話を伺いました。

■刺身の美味しさを知ったくうちゃん テーブルマナーもばっちり

ーー当時の状況について教えてください。

「夫がいつものように素潜りでコブダイを獲ってきました。体長はおよそ60cm、重さは6kgほどです。くうは、よくこうして夫が獲ってきた魚を見ています。昨年初めて見たときは、魚を食べ物だとはわかっていない様子でしたが、刺身のおいしさを覚えてからは、キッチンで魚を捌き始めるとカウンターに乗って、もらえるのを待つようになりました。また、テーブルマナーも覚えていて、自分のお皿に刺身が入るまではお行儀よく待っています。なお、他の同居猫たちは魚に興味がないようです」

ーーこの反応を見たとき、どう感じましたか?

「尻尾をツンツンしている姿があまりにかわいらしくて、夫としばらく笑っていました」

ーーこのあと、どうなりましたか?

「魚は捌いて、くうも刺身を堪能しました! さすがに1日では食べきれないので、刺身のほか煮付けにしたり、鍋に入れたり…いろいろな料理にしていただきました。ちなみに、くうにあげたのは刺身だけ。煮付けなど味付けした料理は猫の体に良くないので、おすそわけは刺身限定にしています」

ーー今回の投稿が大きな反響を呼びましたね。

「くうの反応に多くの人が笑ってくれて、とても嬉しいです! 私は気づいていなかったのですが、『耳の動きがかわいい』というコメントが多くて、くうの新しい魅力を教えていただいた気がします」

リプライには、くうちゃんのリアクションに心をつかまれた人たちから、多くの感想が寄せられています。

「でっかい!!」
「怖くないんだね~」
「耳ぴこぴこしてるのかわいい」
「恐る恐るながら興味津々ですね」
「感情が耳の動きに現れていますね」
「お刺身マスターによる尾びれの味見」
「尾ヒレをチョイチョイしてるおててがかわいすぎます」
「最後、『どうしよう…食べ切れるかな』みたいな顔してる」
「とんでもない大きさにびっくりしているけど、おいしいものだとも理解していそうですね」

(まいどなニュース特約・梨木 香奈)