洗濯機を回していた男性が洗い物を取り出そうとふたを開けたところ、底から現れたのはボロボロになった封筒と、しわくちゃの札束--。そんな衝撃的なエピソードがしわくちゃのお札の写真と共にThreadsに投稿されると、濡れたお札の行方を心配する声や自身の経験談など、500件を超えるコメントが寄せられ、大きな話題となりました。
投稿したのは、小学校1年生向けの学習チャンネルを運営する現役教師のそりちゃんさん(@sorichanno_gakushu_support)。56000円分のお札が“洗濯機の犠牲”となった衝撃の一夜について話を聞きました。
ある日の夜、洗濯機から洗い物を取り出していたというそりちゃんさん。
「封筒がボロボロになった紙屑がたくさん見つかりました。何かの封筒かなと思いながら取り出していたところ、底の方から、お札がまとまったまま出てきたんです」
まさかの展開に、思わず手が止まりました。
「自分は封筒をポケットなどに入れた心当たりがなかったので、妻のものかな、と思いました」
目の前の札束は、1万円札5枚、五千円札1枚、千円札1枚--被害総額は56000円。
「けっこうな大金だったのでびっくりしましたし、濡れたお金って使えるのかなと心配になりました」と話します。
目の前の光景に驚いていると、先に寝ていた妻が飛び起きてきました。
「お金が入った封筒をポケットに入れたままだったことを思い出したようです。相当ショックそうだったので、何のお金なのかは聞かないでおきました」
責めるよりも、まずは『何とか元に戻してあげたい』という気持ちが勝ったといいます。
妻のうっかり忘れの原因は、仕事による疲労だったそう。
「妻はその日、仕事でいろいろあって気持ちがいっぱいいっぱいだったようです。お金のことは完全に忘れていたみたいです」
封筒はボロボロ、お札もぐっしょり。それでも「なんとか使えるようにしたい」と、そりちゃんさんは知恵を絞りだしたといいます。
「封筒はボロボロでしたが、お札は封筒と違ってなんとかなりそうだったので、乾かして使えるようにしたいなと思いました。ですが、どうしたら元通りに戻せるかわかりませんでした。経験者に教えてもらうのが一番だと思ったので、すぐにThreadsに投稿して、意見をもらおうと考えたんです」
投稿には、「冷蔵庫」「冷凍庫」「ドライヤー」「アイロン」などお札の復活に使えそうなアイテムについて、多くのフォロワーからアドバイスが寄せられました。
その中で選んだ方法は--
「冷やしたり温めたりするのは心配だったので、『濡れているうちに一枚ずつ剥がして、分厚い本の間に挟む』というアドバイスをやってみることにしました。図鑑を数冊用意して、本と本の間に挟んで朝まで置いておきました」
投稿では「乾いたら使えるかな。。」と不安をつづっていましたが、実際のところ、お札はどうなったのか聞いてみました。
「翌朝には、写真のように乾燥した状態になりました。多少ボコボコしているので、セルフレジなどでは使えないように思いましたね。なのでThreadsでのアドバイスを参考に、銀行に持って行って交換することにしたんです。銀行には妻が行きましたが、無事に使えるお札へ交換してもらえたと聞いています」
56000円という少なくない “被害額”と、家庭でのドタバタ劇。Threadsには、再びお金を使えるようにするためのアドバイスだけでなく、「それ、私のです。見つけてくださり、ありがとうございます」「私が処分しておきますよ」「マネーロンダリング?w」など、思わずクスッとするコメントも相次ぎました。ちょっとした不注意から始まった“洗濯機と札束”の騒動は、夫婦で協力して乗り越え、ネットの知恵と笑いに支えられた一夜となったそうです。

























