こちらが寒天製の「食べられる鉱物」、素晴らしい再現度!(古田 @ トルマリン狂さん)
こちらが寒天製の「食べられる鉱物」、素晴らしい再現度!(古田 @ トルマリン狂さん)

 タルト生地におさまった美しい鉱物のようなスイーツが「X」で人気を集めました。透きとおるような紫の色合い、きらきらと光を反射する結晶の質感も見事に再現されています。ひんやりとした鉱物の感触を想像させるこのスイーツ、実は「寒天」でできているのだそう。

 「食べられる鉱物第2弾…作ってしまった…」

そんなつぶやきとともにお手製のスイーツを投稿したのは「古田 @ トルマリン狂」(@AAtractosteus)さん(以下、古田さん)。古田さんはアカウントのプロフィール欄に「トルマリン狂」と記載するほどの「鉱物好き」です。

今回話題になった投稿に先立ち「鉱物って甘そうだなっていつも思うので… 寒天で食べられる鉱物作ってしまった…」というひと言とともに寒天でつくったパライバトルマリンの画像などもポストしています。

 「タルト生地と寒天が意外にも美味しかったです(笑)」とリプライ欄にポストしていた古田さんに自作の「食べられる鉱物」についてくわしい話をお聞きしました。

■いつしか「鉱物って甘そう?」と…

--「食べられる鉱物」をつくろうと思ったきっかけは?

元々私は鉱物コレクターでして、主にトルマリンという鉱物をコレクションしています。その中で、見てる内に「甘そうだな?美味しそうだな?」などの見方をするようになりました。

--それはユニークな視点ですね。

だったら、そもそも食べられる物で鉱物っぽくしちゃおう!!みたいな感じでつくりました。

--こちらはやはり「トルマリン」をイメージして?

第二弾に関してはトルマリンではなくアメシストをイメージして作りました!

■できばえは…辛口採点!?

--寒天で「鉱物」を作るのはむつかしかったですか?

ちょっと難しかったですね…。形というよりは色が難しかったです。
個人的にはもう少しグラデーションをいれたりしたかったのですが…なかなか思うようにいきませんでした(笑)、辛口で言えば70点位です(泣)。

--それはキビし過ぎる点数のような…。

ただ、皿に乗せ完成してからの見映えでいえば90点かなと!スコップ型のスプーンや皿に散りばめた寒天のカケラ達は、元々考えていた構成ではなかったのでそこら辺の盛り付けを加味して90点!

■次作の「鉱物」は?

 記事執筆時点で「7.4万件」もの「いいね」がついた今回の「鉱物スイーツ」はたくさんの人の心をとらえ「わーハイクオリティ!美味しそう&美しい」「器用の範疇超えてますよね  色と言い、造形といい 石が大好きなのが溢れてますね」「カフェオープンのご連絡おまちしております」などと絶賛の声が届いています。

 次なる構想は?と古田さんにたずねると「第三弾、実はもうある程度の考えはありまして。次はフローライトって鉱物をイメージして作るかと思います!」と教えてくれました。

(まいどなニュース特約・山本 明)