大阪駅前~心斎橋間を結ぶ「御堂筋ライナー」
大阪駅前~心斎橋間を結ぶ「御堂筋ライナー」

大阪シティバスに12月1日より、「御堂筋ライナー」が登場しました。「御堂筋ライナー」は大阪駅と心斎橋を結ぶ座席定員制のバスです。実際にどのような感じで運営されているのか、「御堂筋ライナー」に乗車しました。

■運賃300円の特別なバス

「御堂筋ライナー」は大阪駅前~心斎橋間を結ぶ循環バスです。途中のバス停はOsaka Metro本町ビルのみで、大阪駅前→心斎橋間にしかありません。逆方向の心斎橋→大阪駅前間はノンストップです。「御堂筋ライナー」の最大の特徴は、定員21名の座席定員制という点です。定員を超える乗車はできません。つまり、確実に着席できるバス、というわけです。

運賃は大人300円。大阪シティバスの基本運賃は大人210円のため、プラス90円を要します。支払は現金もしくは交通系ICカードになります。定期券、回数カード、タッチ決済対応クレジットカード、モバイルチケットは利用できません。ご注意ください。

「御堂筋ライナー」は平日・朝夕ラッシュ時のみの運行で、通勤客をターゲットにしていることは明らかです。

■渋滞に巻き込まれた「御堂筋ライナー」

心斎橋18時24分発の大阪駅前方面行きの「御堂筋ライナー」に乗車しました。心斎橋バス停は長堀通沿いにあります。18時ちょうどに心斎橋バス停に着きましたが、「御堂筋ライナー」を待つ人はいませんでした。

18時24分になりましたが、待てども「御堂筋ライナー」は来ません。18時35分頃に、ようやく「御堂筋ライナー」が心斎橋バス停に着きました。バスは酉島車庫所属のバスでした。結局、心斎橋バス停で乗車したのは私1人のみ。車内は計3名でした。

長堀通を東進し、渋滞でなかなか進みません。「御堂筋ライナー」は長堀通から堺筋に入り、18時41分に船場センタービル(せんびる)を通過。18時50分に北浜1丁目交差点を左折し、土佐堀通を西進します。肥後橋交差点から四つ橋筋に入ったのは18時57分のこと。夕方ラッシュ時のため、四つ橋筋も渋滞がひどく、なかなかスムーズに走れません。青信号であっても、車間距離のため、横断歩道の手前で止まることもありました。

19時05分に大阪駅前降り場に停車しました。大阪駅前降り場はJR大阪駅中央南口の前にあり、阪神梅田本店の向かい側に位置します。

■時間の読めるダイヤ設定に

私が乗車した「御堂筋ライナー」は心斎橋から大阪駅前まで30分を要しました。所要時間の面から見ると、Osaka Metro御堂筋線・心斎橋~梅田間は7分ですから、御堂筋線の4倍もかかっています。

運賃は御堂筋線・心斎橋~梅田間は「御堂筋ライナー」より60円安い240円です。一方、「御堂筋ライナー」の乗り心地は御堂筋線と比べれば、快適そのもの。着席が保証された環境下で、大阪市中心部のイルミネーションは見ごたえがありました。

ただ、遅延により、時間が読めない点に関しては改善を希望したいところです。私は「御堂筋ライナー」に乗車した後、梅田で待ち合わせをしていました。遅延を考慮していたため、待ち時間にはギリギリ間に合いましたが、スケジュールが厳しい中では、「御堂筋ライナー」は使いづらいというのが今の正直な感想です。いずれにせよ、今後の発展に期待したいと思います。

(まいどなニュース特約・新田 浩之)