この10年間で、家族や周囲の人との向き合い方はどのように変わったのでしょうか。花王株式会社(東京都中央区)が実施した「生活者の暮らしに関わる意識と行動調査」によると、約8割が「家族のコミュニケーションは良好」と答えた一方で、「お互い干渉しない家族がいい」と答えた割合が男女とも大きく伸びていることがわかりました。
調査は、首都圏在住の20~60代既婚男女1811人を対象にインターネットで実施されました。
調査の結果、男性の64%、女性の68%が「現在の生活に満足している」と回答し、10年間でほぼ横ばいとなりました。また、「家族とのコミュニケーション」についても、男性は82%、女性では84%が「良好」と答えています。
続いて、「家事・育児に関する意識変化」を見ると、「家事の分担をしている」(男性70%、女性51%)、「子育ての方針を夫婦で話し合う」(同73%、68%)といった項目は、男女ともに右肩上がりで10年前より10ポイント以上スコアが伸びています。
その一方で、「お互い干渉しない家族がいい」と答えた割合を2014年と比較すると、男性が53%から71%、女性では59%から74%と大きく増加。
また、「家族も大切だが自分のことを優先させたい」と考える割合では、特に女性で45%から60%と15ポイント増加し、家族を優先しがちだった時代から意識が大きく変わってきていることがわかりました。
加えて、家族との距離感をはかるのと同じように、人との付き合い方にも変化が見え、特に女性で「人付き合いはわずらわしい」と感じる人の割合は、2014年の57%から65%へと増加したのに対して、「人とのつながりを積極的に持ちたい」と思っている割合は61%から45%へと大きく減少しました。
一方で、協調性を大切にする意識は10年前も現在も87%と、変わらず高いままです。直接会う機会は減っても、SNSやオンラインツールといった、時間や場所を選ばずに人とつながる手段が増えたことにより、互いに無理をしない関係性を保つ助けになっていることがうかがえました。
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【出典】
▽My Kaoくらしラボ/無理をしない人付き合い 10年で変化した家族・人との距離感























